第5回 京都の話

2017.11.26
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今回で、5回目のコラムになります。

ちょっと趣向をかえて、私の京都情報をおおくりします。

今、テレビや雑誌は晩秋の京都を特集する内容であふれています。とっておきの情報と言われてしまうと思わずメモしたくなるくらいです。たぶん来週あたりが紅葉のピークとなり、京都駅は出勤時間の山手線のホーム並みの混雑になることでしょう。

先日も社員から、顧問ならではのお気に入り観光スポットを教えてほしいと頼まれ、嵐山嵯峨方面の絶景と食事は室町通りの和食、それと三十三間堂近くのイタリアンも紹介しました。

というのも、私は仕事で4年ほど京都に単身赴任をし、春夏秋冬、京都の魅力にはまってしまったくちで、勉強嫌いな私が京都観光文化検定2級を取ってしまったくらいです。

京都人ともとことん交流したなと思っていて、それがこの年齢になってみると、風景、習慣、行事、言葉、料理、人が一体のものとして人生の大きな財産になっています。

折角ですから、読者の方にも私が体験した、あまりマニアックでない、万人に歓迎される観光スポットを紹介したいと思います。玄人(京都通)の方には別の機会でということで。

では、まいります。

嵯峨野では、化野念仏寺の境内8,000体の石仏に燈明をささげる幽玄な「千灯供養」

中京では、京都御苑の近衛邸跡地にある京都を代表する

「枝垂れ桜」

東山では、親鸞聖人とともに眠ることを願い香煙が絶えない「大谷本廟」

大原では、三千院の苔の中にひっそりと佇む愛らしい

「わらべ地蔵」

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嵐山では、二尊院にある圧倒的迫力の「紅葉の馬場」

宇治では、誰でも素直に手を合わせたくなる平等院の

「浄土式庭園と鳳凰堂」

北山では、雪化粧した金閣に漂う「神秘性と緊張感」

室町では、山鉾に灯がともり祇園囃子が流れる「宵山」の風情

そして、最後にご紹介するのは、時代劇ファン垂涎の西本願寺「北小路通」です。

お西さん(西本願寺)は、御影堂・阿弥陀堂・大イチョウが有名で、たくさんの観光客や門徒の方が見えますが、境内の南側を通る「北小路通」に来られる方はめったにいません。

通りは長い築地塀が延々と続き、国宝の「唐門」が突如としてあらわれます。

そして、さらに西に進むと、今では数少なくなった大玄関門、それも江戸時代十万石以上の大名にのみ許された格式の高い四脚の藥医門です。大玄関門の隣には、なまこ壁の長屋門があり、二つの壮大な門がワンセットになっていることでリアリティを更に醸成しています。このワンセットが現存、並立している姿を他では見たことがなく、かなり貴重なのではないかと、素人的に思っています

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大玄関門は身分の高い来客用、かつ西本願寺のトップの方のお出かけの際に使用され、日常生活的には長屋門をという区分けでしょう。

空想ですが、江戸時代にお西さんは「堀川通」に面する御影堂等の寺院としての顔と「北小路通」に面する十万石格の大名としての顔を併せ持っていたのではないか。

なんといっても、一時は織田信長の最大のライバル、抵抗勢力だったわけですから!平和の江戸期にあっても、日本最大の宗教団体と認知されたとしても、戦国を駆け巡った「武士」の矜持を保持したかったのではないか。

空想のし過ぎかもしれませんが、とにかく、両面で本気度を感じる歴史的建物群です。

大玄関門はたびたび時代劇に登場しています。代表的には東映の「十三人の刺客」で、映画の冒頭にローアングルでド迫力に使われていました。何度みてもカッコウいいですよ〜

いかがでしたでしょうか。京都旅行の参考に少しはなったでしょうか。

次回は、マンション管理のまた堅いコラムになりますが、お付き合いいただければ幸いです。

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マンション管理士・行政書士白寄和彦事務所
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